小諸を訪れる
2023年 04月 03日
富山に用事があり車で行ってきました。
美しい立山連峰を横目に、用事をあれこれ済ませ、
荷物を沢山積んで帰りは娘と二人で途中温泉宿に一泊して帰ってきました。
これが期待以上に素敵な旅となり、疲れが一気に吹き飛びました。
小諸市がちょうど中間地点あたり。マップで調べてみると
村野藤吾設計の「小山敬三美術館」があることを知り、そこから宿も決めました。
浅間山の絵で有名な画家ですが、小諸出身だったのですね。
「小さい頃溺れた千曲川を見下ろす位置に建てて欲しい」とリクエストしたらしいです。
なぜ?と首を傾げましたが、ここからの景色は素晴らしく納得しました。
写真には写っていませんが、左手下に川が見下ろせます。
ちょうど桜や様々な花が咲き乱れ、いい時期に寄ることができました。
曲線を多用した村野藤吾らしい建物でした。
やはりエントランスはとても控えめ。糸魚川の谷村美術館でも体験したましたが、
壁をずらしてできるスリットから光を取り込んでいるのが印象的。
ぐるりと後ろに回ると、高低差で地面が下がっていて、大きく張り出していました。
さっきいた部屋は宙に浮いていたのかーと驚き。
それにしても曲線が多くて、ドラフターや職人は大変だったろうな。
宿は島崎藤村ゆかりの中棚荘という古い旅館。
本当に古いので不便なところもあるのですが、雰囲気と料理でまた来たいと思わせます。
石の階段を100段くらい登らないと温泉に入れないので、足腰が丈夫なうちに訪れるべしです(笑)
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by A_R_C_O | 2023-04-03 23:26 | 旅 | Trackback | Comments(0)