途中下車建築の旅、またまた行ってきました。
1件目が、安藤忠雄 設計「こども本の森 中之島」小さな図書館なのですが、これがとてもよかったです。
中央はひな壇状になっていて、3層の吹抜。上の方の本はどうやって取るのかというと、ぐるりと幅80㎝程度の通路がまわっているのです。人がやっとすれ違える程度の幅。子どもだったら全然問題ない。斜めにブリッジが掛けられていて、ワクワクします。下に降りると、本棚のさらに奥に暗い部屋が。なんだろうと入ってみると、コンクリート打ち放しの巨大円筒空間。ここにプロジェクターで短い物語を投影します。これがまたいい。見上げると、パンテオンのような丸い天窓。ここはガラスがはまっていました。子供が好きそうな今どきの本も置かれていて、平日なのに大賑わいでした。
要予約ですので訪れる際はご注意を。
地下鉄で2駅いったところに(歩いて移動もできます)今年会館した「中之島美術館」があります。
かなり期待して行ったのですが、私にはいまひとつ響きませんでした。閉ざされた巨大キューブの中に長いエスカレーターが伸びているのは知っていたのですが、隈研吾さん設計の「富山市ガラス美術館」の方がワクワク感があってよかったです。(こっちは外観があまり好きではないです)とにかく、スケールが大きくて、まるで未来少年コナンのインダストリアに入り込んだような感覚。(古くて知っている人の方が少ないですね。大好きなアニメです)パッサージュをここまで巨大空間にする必要があったのでしょうか。
余談ですが、地下鉄「渡辺橋駅」から、レトロ感漂うダイビルの地下を通過して、くねくね曲がりながら、屋上庭園に上がると美術館が見えるのですが、このルートがすごくよかったです。
雨の中歩いたのでちと疲れましたが、貴重な体験でした!
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