COVIC-19により、日々の生活に様々な制限がかけられています。
先日計画道路のことで都庁へ訪れると、検温と連絡先を記入し、カードを渡されて、
ゲートを通る徹底ぶり。別の日に目黒区役所を訪れましたが、まだ規制はかけらてはいませんでした。しかし印象としてあきらかに人が少なかったです。目黒区役所は村野藤吾が設計した建物(最初は保険会社として)。
美しい外観で、古さを全く感じさせません。ロビーの両サイドには高さをおさえた窓が連なり、十字にデザインされたアクリルのオブジェに光があたり、明るく拡散させます。
高い天井を見上げると、楕円形の天窓からも光が降り注ぎます。黄緑色のモザイクタイルがきれい。
忙しく通り過ぎる大人には気づきにくいですが、子供にはすぐ見つけられるのですね。
余談ですが、長谷川堯という建築史家が「村野藤吾の建築 昭和・戦後」という分厚い本を出しています。実に詳しく解説されていて、続 戦後偏が出るだろうと楽しみにしていたのですが、なんとお亡くなりになられていました。残念でなりません。ちなみに、息子さんは、大河ドラマで主演を務める長谷川博己さん。知的な雰囲気が漂う方ですよね。