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管の家   

いつもお世話になっている工務所のOさんが、よく公子先生の話をしてくださり、先駆的な女性建築家という事は知っていたのですが、作品を見た事がなく、ずっと自邸の「管の家」を訪れてみたいと思っていました。
一品持ち寄りの「管の会」を暫くぶりに開くという噂を聞きつけ、のこのこ行って参りました。
1階はコンクリートブロック、2階はスチールパイプをヒトの肋骨のように組んだ構造。内装はラワンベニアのローコスト住宅なのに、写真にあるように高い天井と螺旋階段で上がるロフトが贅沢な空間を作り出していました。流れる音楽や、書棚にある本、旅行記などが空間に知的なスパイスを与えています。生前公子さんは「家を最後に設計するのは住み手」と言っていたそうですが、納得のお宅でした。現在はご主人の大学教授が大事に住まわれています。
管の家_c0201749_21351854.jpg

by A_R_C_O | 2009-12-22 21:37 | Trackback | Comments(0)

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