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隈研吾   

今日は建替えの終わった根津美術館に行ってきました。
入り口付近で石の舟をぼぅっと見ていたら、「学生さんでしょ?二人まで無料で入れるから」と親切な方に声を掛けられ、とタダで入館してしまいました。そんなに貧乏くさく見えたのか、それともそんなに若く見えたのか、、いずれにしてもラッキー♪
 最近隈さんの講演会を聞く機会がありまして、昔から一貫して物質のありかたを探っているのだという事を知りました。M2ビルを建てた時代でも非形態的で物質的なアプローチをしたのだと言ってました。とても出来上がった建物からは想像できないけれど。今日の根津だって、和風建築をうまく今風にまとめたのかという感想を持つ程度で、ぱっと見ただけでは何をしたかったのか分からないと思う。でもおそらく隈さんは、今回も粒子とか物質のありかたを探っていたのでしょう。隈研吾読本を読むと分かります。。。私の下手な説明より本の方を読んでください。隈さんの文章は時に小説家よりもおもしろく引き込まれます。
難しい解説は置いといて、出来上がる建築はいつも美しくセンスがあるなと思わせます。今日の建物もとても美しかったです。着物を来た奥様方によく合っていました。
 ところで、午後は立花隆と小林康夫(人文学研究者)の対談を聞きに神保町まで行きました。内容がやや取り止めのない感じでしたが、筑紫哲也の残日録というファイルの本物を見せながらジャーナリストは時の権力の注視役でないといけないという話が印象に残りました。最後の判読不可の走り書きが壮絶でした。今の民主党バンザーイ的なメディアはおかしい という話から68年安保の話に脱線。がんのメカニズムなど相変わらず幅広い知識に関心させられます。ミーハーな私は本にサインしてもらっちゃいました。
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by A_R_C_O | 2009-11-08 23:01 | 建築 | Trackback | Comments(0)

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